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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

奈々福の伊丹十三賞を祝う会

浪曲師の玉川奈々福が「伊丹十三が才能を発揮した分野において優秀な業績をあげた人」を対象にした、伊丹十三賞を受賞した。生前、伊丹氏が浪曲をうなったかどうかは記憶にないが、浪曲界の牽引車としてフル回転する奈々福を見れば、どんな賞でもあげたくなる。浪曲定席・木馬亭の通常興行の中で祝う会を催すというのが、いかにも浪曲普及に賭ける奈々福らしい。 一番の見どころは奈々福の晴れ舞台だが、もう一つ注目したいのは、ゲスト出演者の顔触れだ。二十代の本格派・国本はる乃、本格古典と新作の両刀使い・港家小ゆき、活躍めざましい玉川太福。曲師は名人・沢村豊子と97歳の現役・玉川祐子だ。この会には「浪曲の今」がある。

19/6/1(土)

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