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水先案内人のおすすめ

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音楽、映画、アート、ステージなど幅広いジャンルをプロデュースする

立川 直樹

1949年生まれ プロデューサー、ディレクター

狂猿

『ローズメイカー 奇跡のバラ』(5/21掲載)は観る者をホッコリとさせてくれる映画だが、46歳のデスマッチファイター、葛西純を中心に、文字通り以上に血と汗を流しながら闘い続けるプロレスラーたちの姿を追った本邦初のデスマッチドキュメンタリー『狂猿 KYO-EN』は完全にその対極にある強烈な映画だ。肉体と肉体がぶつかりあい、日常的に非日常が展開するプロレスのなかでも、凶器アリ、反則ナシの特殊ルールで行われる究極の試合形式“デスマッチ”の世界で、何故ゆえ葛西純が“カリスマ”と称されるか、その映像の凄まじさと、完全にイッテしまった男たちが見せてくれる景色は、安っぽいホラーやメタルを完全に超越している。監督は『山口冨士夫/皆殺しのバラード』(2014)、『THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~』(2018)など先鋭的な音楽ドキュメント作品で注目された川口潤。映画全体に強力なビート感があるのは、そのキャリアと無関係ではないだろう。

21/5/23(日)

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