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杉本 穂高

映画ライター

ニューヨーク 親切なロシア料理店

コロナ禍で「自助・共助・公助」という言葉が取り沙汰された。貧困による格差は、自助では生きていけない人を大量に生み出している。しかし今日、地域社会のつながりは希薄化し、共助は期待できない。そのぶん、公助を手厚くする必要があるが政府は自己責任を謳い、貧困にあえぐ人々はますます追い詰められていく。本作でDV夫からふたりの子供を連れて逃げ出す女性クララもそんな風に追い詰められた人間だ。本作は、そんなクララたちをロシア料理店に集うはみ出し者たちの共助によって救いだす物語だ。 現実社会では、共助はどんどん細っている。この映画はそんな現実に対抗するために、あえて共助の素晴らしさをベタに説く。公助を求めることも大切だ、しかし、私達は共助が創る豊かな社会をもう一度思い出すべきだとこの映画を観て思った。

20/12/13(日)

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