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水先案内人のおすすめ

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現代の名人芸を追い続ける

山本 益博

1948年生まれ 料理評論家、落語評論家、プロデューサー

よってたかって新春らくご’20 21世紀スペシャル寄席ONEDAY

落語会のタイトルからは、何が起こるか見当がつかない。出演者は、昼の部1時からは柳亭市馬、三遊亭白鳥、桃月庵白酒、春風亭百栄。夜の部6時からは柳家喬太郎、春風亭一之輔、三遊亭萬橘、玉川奈々福。奈々福のみ浪曲師で、あとは全員落語家、それも、古典あり、創作あり、二刀流ありで、ヴァラエティには富んでいる。 ここで、もし私が席亭役のプロデューサーだったら、どんな仕掛けを考えるだろうか? たとえば二人の落語家に長講の『子別れ』『三軒長屋』のリレー落語を高座にかけていただく。「よってたかって」というのだから、4人で一席というのも面白い。 また、夜の部には女流の浪曲師。「唸る浪曲としゃべる落語、同じ演芸でもどこが違うか」を検証するトークが聴きたい。さて、何が飛び出すか、今回は奈々福の浪曲を楽しみに「夜の部」に出かけることにしよう。

19/12/13(金)

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