評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!
エンタテインメント性の強い外国映画や日本映画名作上映も
植草 信和
1949年生まれ フリー編集者(元キネマ旬報編集長)
陽のあたる坂道〈1958年〉
「神保町シアター 映画で愉しむ―石坂洋次郎の世界」で上映。 小樽の「石原裕次郎記念館」の閉鎖、全国展開が始まる「石原裕次郎の軌跡」展など、没してから31年も経過した今もしばしばメディアに登場する大スター石原裕次郎の代表作のひとつ。 『太陽の季節』『狂った果実』で“太陽族”のレッテルを貼られた不良裕次郎が、本作では良家のお坊ちゃんを気品高く演じている。だが、お坊ちゃんながら恥じることなく北原三枝のおっぱいを堂々と触わることができるのは、さすが湘南の不良児だ。そのシーン、高校生だったこちらは...
18/7/25(水)