またリーアム・ニーソンのアクション映画か……と思いながら観始めたら、その予想をいい意味で裏切ってくれるブラックコメディだった。 理不尽な事件に遭ったため、マフィアに息子を殺された父親が復讐に燃えるというのはリーアムのオハコ的展開だが、彼の標的になるマフィアや周辺の人間、子供までもが変人＆個性派ぞろい。その部分を強調すること、さらには「自分、除雪しかできないんで……」的リーアムのぶきっちょオヤジっぷりをもっと見せることで、新しいリーアムアクションが生まれたのだ。アクションに頼っていないので、今年で67歳を迎える彼にはぴったりだと思う。 リーアムが少年に読み聞かせる本、これには大爆笑した。

19/6/3(月)