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時代劇を中心に、過去の日本映画やテレビドラマについての、主に製作状況に関する研究を行う。スタッフや俳優への取材・聞き書きによる証言収集と検証をライフワークとする。個人的な趣味としては洋画が好き

春日 太一

映画史・時代劇研究家

銃2020

1980年代後半から90年代にかけて、低迷する日本映画界において一人で気を吐き続けたのが奥山和由プロデューサーだった。 『男はつらいよ』が興行の柱である松竹にありながら、アクションとバイオレンスを主軸にした作風は、日本映画の大いなる刺激となっていた。 奥山プロデューサーの新作は、そんな当時を思い起こさせる内容になっている。 特にいいのが、ヒロインを取り巻く二人の男。佐藤浩市に加藤雅也という、かつて奥山映画の常連だった二人が新境地ともいえるキャラクターを見せている。 佐藤浩市は、ヒロインを守る二枚目のように思わせて、ニタニタとした笑顔で厭らしさを表現。加藤雅也は、謎の変態を飄々と演じる。 両者のヌメリ気を放つ演技が、作品全体を覆うミステリアスさを増幅させていた。

20/7/12(日)

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