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水先案内人のおすすめ

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この映画を観ると世界がわかるという作品を

池上 彰

1950年生まれ ジャーナリスト、名城大学教授

戦火のランナー

内戦から生き延びるために走った8歳の男の子が、難民となりながらも、やがてオリンピックにマラソン選手として出場する。実話にもとづき、本人も出演する映画です。 南スーダン出身のグオル・マリアル選手は、内戦で多くの家族を殺され、一時は奴隷にまでなりますが、なんとか難民としてアメリカに亡命。そこからアメリカの人たちの応援を得てオリンピックを目指します。 2011年に独立した南スーダンは、まもなく再び内戦に突入。難民キャンプの人たちは、マリアル選手の活躍を期待するのですが……。 「南スーダンの選手たちは東京オリンピックを目指して走り続けます」という最後の字幕を見ると、開催が危ぶまれているだけに涙腺が緩みます。

21/5/17(月)

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