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一瞬がすべてを救う映画、だれも断罪しない映画を信じています
相田 冬二
ライター、ノベライザー
グリーンブック
19/3/1(金)
TOHOシネマズ 日比谷
人種差別問題が背景にあり、そのことが大きな意味も意義も持つが、不遜ながら、まずはそのことを忘れて、純粋なバディムービーとして楽しめる。清潔な天才黒人ピアニストと、彼の運転手を務めることになった腕っ節の強いイタリア人。ピアニストはあえて黒人差別の根深い南部ツアーを行うが、その気概は想像以上にぶちのめされ、運転手は次第に彼の傷心を慮るようになる。 つまりこれは、ふたりの男の気持ちが近づいていく様を追いかけたロードムービーであり、社会派映画ではなく、あくまでも普遍...
19/3/6(水)
