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水先案内人のおすすめ

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一度逃したら再び観る機会がないかもしれない、ちいさな芝居を中心に

釣木 文恵

演劇ライター

シベリア少女鉄道『ココニイルアンドレスポンス』

芝居を観たことのない人にまず勧める劇団として、シベリア少女鉄道はかなり上位に入る。たいがい、「コメディって聞いてたけど……」と不安になる前半を乗り越えれば、何も考えなくてもいつの間にか笑いの渦に巻き込まれている。 いまやドラマや外部の舞台など、幅広く活躍する土屋亮一だが、劇団の公演で表現していることはとにかく一本筋が通っていて、ひとつのルールや仕掛けがだんだん明らかになっていく、最後にはカタルシスが訪れる――というもの。そういえば『カメラを止めるな!』が注目を集めたときに、SNS上で「シベリア少女鉄道のよう」という声をいくつか見かけた。 「何も考えずに」と言ったが、私の場合、彼らの作品を観るときには正直、けっこう真剣だ。舞台上に視線を張り巡らせ、今回の仕掛けのヒントを探す。けれどいざ開演してしばらく経つと、それもどうでもよくなってただただ展開に笑うばかり。 何年も、ただただ楽しい芝居を続ける劇団は本当に貴重だ。

19/7/13(土)

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