Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

現代の名人芸を追い続ける

山本 益博

1948年生まれ 料理評論家、落語評論家、プロデューサー

新宿・末広亭 余一会

昔から「西向く士(にしむくさむらい)」と言って、2月4月6月9月と11月を小の月と言い、1月3月5月7月8月10月12月を大の月と呼んできた。大の月の言われは、31日があるためで、寄席の定席の上、中、下の10日間興行からはみ出た31日は『余一会』と称して、特別興行を催してきた。 10月の新宿・末広亭の『余一会』は、昼が『一朝・一之輔 親子会』、夜が『市馬・三三 二人会』である。昼は「いぶし銀」の光を放つ春風亭一朝とその弟子で今飛ぶ鳥を落とす勢いの「ピカピカ」の春風亭一之輔。夜は、古典落語の本格派で「江戸前」の風が吹く。 落語協会の重鎮、会長、中堅、出世頭など、エースとスター級が並ぶ。たまたま、土曜日の『余一会』、昼から満席の寄席が賑わう様子が、いまから目に浮かぶ。昼夜、2部制で、1階の座席は前売・指定、桟敷と2階席は当日売りとのこと。

20/10/24(土)

アプリで読む