評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!
「クラシックソムリエ検定」編集長にしてピアノのスペシャリスト
高坂 はる香
音楽ライター
曽根麻矢子 バッハ 連続演奏会 BWV Ⅰ ゴルトベルク変奏曲
21/3/4(木)
Hakuju Hall
日本を代表するチェンバロ奏者の曽根麻矢子さんによる、J.S.バッハの連続演奏会がスタートします。年に2回、全10回で、5年間にわたるシリーズを予定。会場は、チェンバロのような楽器を聴くのにぴったりのすばらしい響きを持つ、HAKUJUホールです。 第1回で取り上げるのは、変奏曲の王様「ゴルドベルク変奏曲」。現代ピアノでも頻繁に演奏されるレパートリーですが、やはり優れた奏者のチェンバロで聴くと、そのハーモニーの本来の姿、バッハの求めたものが、よりくっきりと見えてくるはずです。 使用楽器は、「スイス在住のチェンバロ製作者デヴィッド・レイが曽根麻矢子のために作った18世紀フレンチモデルの楽器」とのこと。こちらを毎回、HAKUJUホールに持ち込んで公演が行われるそうです。優美な姿を持つ楽器、目でも楽しめそう。 わずか300席の贅沢な空間で、繊細な響きを堪能しましょう。
21/2/27(土)