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水先案内人のおすすめ

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山内宏泰

ライター

DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに

日本の現代アートの実力者、勢揃い。といった感のあるグループ展で、参加しているのは石内都、米田知子、藤岡亜弥、森淳一、若林奮、栗林慧、栗林隆、佐藤雅晴、日高理恵子、宮永愛子、畠山直哉という面々。 新作も過去作も入り乱れているのだけれど、展示として目を惹くのはまず石内都と米田知子が向き合った壁面に作品を掲げた室。石内は身体、米田は土地に刻まれた痕跡から記憶の存在を喚起させていて、この世はつまり記憶の集積でできているのかと気づかされる。 それぞれひとりで大きな展示空間を用いた日高理恵子と宮永愛子は、ともに樹木をモチーフとした作品を展開する。日高は枝ぶりを見上げた構図で統一された絵画を並べ、宮永は無数の金木犀の葉でインスタレーションを仕立てた。どちらの空間にも清々しい空気が満ちる。ただし、空気の密度や漂ってくる匂いはまったく異なっているのがおもしろい。アートは体感するものだなと改めて思い知る。

20/1/23(木)

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