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日本で(多分)一番多くの映画を観る(年間800本!=新作、旧作も入れると…)映画評論家

野村 正昭

映画評論家

なぜ君は総理大臣になれないのか

大島監督と、衆議員議員・小川淳也氏が最初に出会ったのは、2003年10月10日、衆議院解散の日だったという。以後17年間、断続的とはいえ撮影が続いたのだから、その粘り強さに敬服する。小川氏は、<超高齢化と人口減少を前に持続可能な社会づくりを提唱> <北欧諸国並みの高福祉国家を目指し日本を開かれた国にする必要性を訴える>気鋭の政治家だが、その誠実さゆえに政界の荒波に翻弄され、ジレンマに追い込まれる。大島監督は選挙戦にも肉迫し、理想と現実の隔たりを容赦なく描く。小川氏の魅力が、こちらにも伝わるにつれ、「彼は政治家に向いていないのではないか」という素朴な実感を、監督自身が本人に率直にぶつける件りが面白い。「 (比例区ではなく、地元の)選挙区当選でないと発言力がない」という言葉にも確かな説得力がある。何はともあれ観てほしい力作だ。

20/6/12(金)

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