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水先案内人のおすすめ

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エンタテインメント性の強い外国映画や日本映画名作上映も

植草 信和

1949年生まれ フリー編集者(元キネマ旬報編集長)

ナチス・バスターズ

直截的なタイトルだなと思いつつ見た予告編には、「型破り!! 常識破り!! ロシア版『イングロリアス・バスターズ』」のキャッチコピーが躍っていた。本作は『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(2020)や『パトリオット・ウォー ~ナチス戦車部隊に挑んだ28人 ~』(17)に通じるロシアのエンタメ系アクション戦争映画。プレスシートには、「アカデミー賞受賞の巨匠ニキータ・ミハルコフが絶賛する話題作」とあるが、果たして本当かな? 舞台は1941年、第二次大戦中のヨーロッパ東部戦線。ドイツ軍がソ連に侵攻、モスクワを目前に戦線が膠着していた極寒の戦場に死神のように跳梁する謎のスナイパーがいた。彼は”赤い亡霊”と呼ばれる正体不明の“ナチス・ハンター”で、正確無比な狙撃でナチス兵を次々に血祭りにあげ、危急存亡のソ連軍を救出する。 ”赤い亡霊”が実在していたとは言明していないが、監督のアンドレイ・ボガティレフは、「実際のエピソードに基づいています。”赤い亡霊”は数多くの元兵士やその子孫たちの取材から生み出されたキャラクターです。死せる英雄の仕事は生きている英雄が受け継いでゆく。それがロシア兵士の伝承であり、これはその希望についての物語なのです」と語っている。 アンドレイ監督とタランティーノの演出力を比較するのは酷というものだが、祖国の偉大な監督であるニキータ・ミハルコフを目指してロシア映画に新風を吹かせてほしい。

21/11/16(火)

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