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歯に衣着せない辛口コメントが人気のクラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉『魔笛』

宮本亜門演出の『魔笛』3年ぶり3度目の上演      プロジェクション・マッピングという手法の映像により、あらゆる場面が瞬時に変換される見事な視覚的効果を備えた舞台。現代風に読み替えた演出のストーリーは、「仕事上の失敗で荒れまくり、一家を崩壊寸前にまでした夫(タミーノ)が、だれでも英雄になれるゲーム《魔笛》を知り、妻(パミーナ)とともに体験して自信を取り戻し、健全な家庭を再建する」━━以前と同じ内容による上演なら、このようなものになるはず。 今回は国内3度目の上演だから、少し手直しされているかもしれないが、ともかくモーツァルトの『魔笛』は、こういう演出によるドラマ展開もぴったり合う不思議な面白いオペラなのである。 指揮はバイエルン州立劇場デビューなど最近売り出し中の女性指揮者ギエドレ・シュレキーテ、管弦楽は読売日本交響楽団。妻屋秀和、斉木健詞らがダブルキャストで歌う。東京二期会公演。

21/9/3(金)

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