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ブロードウェイ事情にも明るいミュージカル通ライター

町田 麻子

フリーライター

ミュージカル『生きる』

思いがけない組み合わせすぎて、幕が開くまで吉と出るか凶と出るか分からない――。 黒澤明(原作映画の監督)、ジェイソン・ハウランド(作曲)、宮本亞門(演出)、高橋知伽江(脚本・歌詞)の名が並んだ初演の『生きる』は正直そういう作品で、だからこそ幕が開き、見事な化学反応が起こっているのを目の当たりにした時の感慨はオリジナルミュージカル応援隊としてひとしおだった。 個人的にその化学反応に付け加えたいのが、渡辺勘治役の鹿賀丈史。ダブルキャストの市村正親ももちろん素晴らしかったが、ハウランドが鹿賀に“あて書き”した曲が少なくとも2曲はあると、何の根拠もなく勝手に思っている。鹿賀バルジャンの『彼を帰して』が忘れられない古参レミゼおたくには特に必見です。

20/10/7(水)

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