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一度逃したら再び観る機会がないかもしれない、ちいさな芝居を中心に

釣木 文恵

演劇ライター

ディミトリス・パパイオアヌー 『THE GREAT TAMER』

アテネ・オリンピックの開会式、閉会式の演出を担当したディミトリス・パパイオアヌー。開会式では競技場の真ん中に大きな湖を出現させ、大勢の人々の肉体を通じてギリシャの歴史を描いて見せた。昨年にはピナ・バウシュ亡きあとのヴッパタール舞踊団の振付も担当。その彼が初の来日公演を行う。 演目は2017年、ギリシャでの初演以来、世界30都市で上演されているという『GREAT TAMER』。神話やルネサンス期の絵画をモチーフとしたシーンもあれば、宇宙飛行士が登場する瞬間もある。公式サイトにアップされている1分13秒の予告を見るだけで、舞台美術と人間の身体、その限りあるはずの資源によって、とんでもない広さの世界が目の前に提示されるさまが予感できるはずだ。それが日本で観られるぜいたくさ! ただ座ってステージを見つめているだけなのに、「ここではないどこか」に連れて行かれるのが演劇の面白さのひとつだと思う。パパイオアヌーの作品では、その感覚の極限が楽しめるのではないだろうか。

19/6/22(土)

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