2018年の高松国際ピアノコンクールで優勝した、古海行子さん。同コンクールのファイナルでリストのピアノ協奏曲第1番を聴いたのが、私にとっては彼女の演奏の初体験でしたが、健康的でのびやかな音楽性に出会い、稀有な清々しさを感じました。 このコンクール優勝後、彼女は、日本コロムビアが若いアーティストを発掘し、世に送り出すことを目的として創設した新レーベル「Opus One」から、第一期アーティストの一人としてデビュー。今回は、このOpus Oneの演奏会シリーズ「ライヴ・アット・ハクジュホール」に登場し、バッハ、シューベルト、リスト、ラヴェルを披露してくれます。いずれも、彼女のあたたかくキラキラとした音が似合いそうな作品ばかり。 11月末にポーランドで開催されたパデレフスキ国際ピアノコンクールでも第3位に入賞したばかり。ますますこれからの活躍に期待できそう。

19/12/18(水)