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Tak

美術ブロガー

特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」

当初、4月25日(土)から開催だった「鬼才展」もコロナの影響で休館を余儀なくされようやく6月2日から開幕しました。昨年の「奇想の系譜展」で取り上げられた、今や日本美術界のスター的存在の伊藤若冲、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳から、どなたですか?と名前を確認せずにはいられない地方の埋もれた個性的な絵師たちまで、総勢35名が「奇才」をテーマに両国に集結しています。その中には、歴史の教科書にも載っていた俵屋宗達や尾形光琳、円山応挙といった「大御所」も含まれていますが、彼らも当時は果敢に新しい表現に挑んだ「異端児」だったのです。35名の絵師を紹介するとなると、一人あたりの枚数が限られてきます。少ないと1点しか出ていない絵師もいます。しかし数より質を重視しており、いずれもその絵師の「奇才」さが手に取るように分かる名品ばかりです。この辺りは、安村敏信先生(監修者)だからこそ可能な芸当。日本各地の美術館・博物館・寺社または個人から一本釣りで借りてきたものばかりです。貸出しに際し非常に慎重な絵金も土佐からやってきています。日本美術ファンなら絶対に観ておきたい上半期で最も熱い展覧会です。山口県立美術館、あべのハルカス美術館へ巡回予定です。

20/6/5(金)

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