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映画評論家であり、落語評論家の顔も持つ

寺脇 研

映画運動家

さん喬・雲助・権太楼 2019「特選」紫演落語会 紫綬褒章受章三人会

落語界で現在の最高峰といえば、人間国宝・柳家小三治であるのは誰しもが認めるところだ。では、その次は? となるとさまざまな見方があるだろう。ひとつの目安となるのは、文化庁が毎年表彰する芸術選奨文部科学大臣賞かもしれない。小三治も2004年度に受賞している。 この賞を12年度に受けた柳家権太楼、13年度の柳家さん喬、14年度の五街道雲助、この三人が揃い踏みする落語会である。「紫」の字が使われているのは、三人とも紫綬褒章(しじゅほうしょう)を貰っているからで、「紫綬褒章受章三人会」がサブタイトルになっている。 雲助が品川遊廓を舞台にした廓(くるわ)ばなし『居残り佐平次』、権太楼は土用の丑の日にちなんだ『鰻の幇間(たいこ)』。そして、さん喬は怪談ばなし『牡丹燈籠(ぼたんどうろう)』で真夏の暑さを吹き飛ばしてくれそう。

19/7/18(木)

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