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水先案内人のおすすめ

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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

新宿・末広亭 一月下席

昨年秋、コロナの影響のため、半年遅れで寄席定席での襲名披露興行を催した瀧川鯉八。その際の観客動員が席亭の目に止まったのだろう。わずか数か月後に「真打になって初めての寄席のトリ」が実現した。落語の常識を覆すような独特の世界観を持つ新作を演じる鯉八の存在は、早くから落語ファンの間で知られ、披露興行では「鯉八ファン以外の人が来る普通の寄席で通じるのか」という懸念を吹き飛ばす人気ぶりだった。今回の出演者も充実しており、後半だけみても、実力派漫才の宮田陽・昇、浪曲の若大将・玉川太福、人気者・柳亭小痴楽と多士済々だ。満員の観客を前に「チャオ!」とおなじみのフレーズを放つ鯉八の晴れ姿をもう一度見たい!

21/1/17(日)

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