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邦画も洋画もミーハーに、心理を探る作品が好み
伊藤 さとり
俳優や監督との対談番組を多数、映画パーソナリティ
バーニング 劇場版
19/2/1(金)
TOHOシネマズ シャンテ
「シンプルで観やすい映画が最近、増えている。だからあえて私は流れに逆行したい」そう来日時に話してくれた韓国の巨匠イ・チャンドン監督。ありとあらゆるセリフや行動に意味があり、観終わった途端に、また観たくなる演出と構成は、謎解きが好きな者にはたまらない! 理解出来そうで理解出来ない登場人物3人なのに、彼らに引き寄せられてしまうのは、緻密な脚本の底まで読み込んだ俳優3人の役への没入感の高さがなせる技。 劇中、ヒロインのヘミが裸で踊るシーンでマイルス・デイヴィスの『死刑台のエレベーター』の曲が流れるのも粋な演出であり、もちろんそこにもしっかりと意味が込められている。 「キャスティングが監督の一番の...
19/1/28(月)