東京藝大ご出身の渡辺祐介さんが音楽監督・指揮者として結成した「オルケストル・アヴァン＝ギャルド」は、クラシック音楽が作曲された当時のオリジナル楽器（復元楽器）を用いる若手の弦楽器・管楽器・打楽器・鍵盤楽器の演奏家集団で、ベートーヴェンの全交響曲、全協奏曲の演奏を目標に掲げて意欲的な活動を続けておられます。 今回はドイツの文豪ゲーテの戯曲を原作にしたベートーヴェンの音楽劇『エグモント』。スペイン統治下のネーデルラントを舞台に、アルバレス侯爵の圧政に対して自由を求めて立ち向かうフランドル領主エグモント伯爵の勇姿と、美しき町娘クレールヒェンの恋を描きます。初演は1810年。 ちなみに渡辺さんとは、2013年の私のオペラ『KAMIKAZE　-神風-』のときに特攻隊員の一人としてご出演下さったご縁もあり、現在のご活躍をとても嬉しく思います。 公演は8月29日（日）、東京藝術大学内の奏楽堂にて。出演は細貝光司さん（文学座）、中江早希さん（ソプラノ）ほか。

21/8/22(日)