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水先案内人のおすすめ

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邦画も洋画もミーハーに、心理を探る作品が好み

伊藤 さとり

俳優や監督との対談番組を多数、映画パーソナリティ

一度も撃ってません

素晴らしきかな仲間たち。 そしてこんなステキな先輩方が日本映画界にいるんだと改めて気づかされ、その軽やかな演技があまりにチャーミングで全編ニタニタ。 もうね、それは阪本順治監督でしか撮れない画。主演クラスの俳優と名優が一堂に会し、実際は有り得ないロマン溢れるハードボイルド映画を作り上げたんだから。 映画作りのきっかけは、亡き原田芳雄さんを忍ぶ会に集まった俳優たちとの些細な会話がことの発端。 「次は蓮司(石橋蓮司)が主演の映画だね」 そう飲み仲間の桃井かおりさんが発し、そこにいた阪本順治監督が『行きずりの街』『カメレオン』でもタッグを組んだ脚本家の丸山昇一さんに話を持っていくと、もともとあった構想が映画化への後押しとなって一気に加速。 出演者全員が、石橋蓮司さんを尊敬し、共演を望み、ベテラン勢の脇を、妻夫木聡さん、江口洋介さん、豊川悦司さん、井上真央さん、前田亜季さんが支えるという今までの仕事での恩返しのような構図なのも面白いし。 しかも、佐藤浩市さんと息子の寛一郎くんが、初めて共演! これがまた石橋蓮司さん扮する小説家の担当編集者の先輩と後輩という関係なのが粋なんですよね。 個人的には、石橋蓮司、岸部一徳、桃井かおり、というレジェンドがBarYで踊ったり、一緒にある計画で手を組んだり、旧友として絡むシーンがなんとも愛おしくって可愛くって、大好きなんですよー!

20/7/1(水)

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