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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

セシル・シャミナード

セシル・シャミナードは1857年生まれ、フランスの作曲家でピアニスト。音楽史上初の、職業作曲家となった女性だそうです。私も知らなかったのですが、幼いころは「カルメン」の作曲家ビゼーにその才能を愛され、パリ音楽院が女性の入学を認めていなかったため、音楽院の教授たちから個人的に作曲を学び、才能を伸ばしていったとか。 ピアノ曲を始め、管弦楽曲や歌曲などを多く作曲し、1944年に没しました。戦後はほとんど忘れられた存在でしたが、近年、あらためてその仕事に注目が集まっています。 10月25日(月)、東京文化会館小ホールでの公演では、ピアノ・トリオやコンチェルティーノなど、シャミナードの知られざる佳品を聴くことができます。出演は坂井千春さん(ピアノ)、玉井菜採さん(ヴァイオリン)、向山佳絵子さん(チェロ)、高木綾子さん(フルート)。 ベル・エポックの時代に、独立独歩で自身の道を切り開いたシャミナード。彼女の足跡をたどれる一夜となるでしょう

21/10/17(日)

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