「すべてがホームビデオの映像」という手法で、若者たちが成長していくのを見せていくという映画。普通の映像ではなく、撮り始めるところや、カメラを落としたりして画面が乱れたりするところなどが入っていて、まあ見づらい。はじめはリチャード・リンクレーターの『6才のボクが、大人になるまで。』のように本当に25年間に撮影したビデオフィルムで作っているのかと思ったがそうではなくて、監督いわく「本当らしいウソを作る」ことを目指したという。「なぜここでカメラのスイッチを入れたのか？」などの必然性をうまく入れながら、みごとに25年間の心温まるストーリーに仕上げている。エマ役のアリス・イザーズがすごく美人というわけではないのに可愛かった。なかなか、お薦めです。

20/11/3(火)