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本業はヘビメタ誌編集者。寄席、落語会は年200回以上通う。関連著書も多数。
広瀬 和生
「BURRN! 」編集長、落語評論家
「立川吉笑 代官山落語夜咄 Produced by 広瀬和生」
21/2/6(土)
晴れたら空に豆まいて
前半が落語、後半が僕とのトークという「代官山落語夜咄」、今回は“談志の孫弟子”の中でも異彩を放つ立川吉笑の独演会。前半の落語は吉笑ならではの“ロジカルな新作落語”の世界を堪能できる2席を用意した。『カレンダー』は吉笑の作品の中でも“大ネタ”と言える傑作で、僕が最も好きな噺のひとつ。『乙の中の甲』は2020年にネタおろしした作品で、吉笑らしいアクロバティックな論理展開の中に新鮮な魅力も持ち込まれている。名著『現在落語論』で「落語とは何か」というテーマに真正面から対峙した吉笑とのトークも楽しみだ。
20/12/27(日)