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木谷 節子

アートライター

【2月28日で閉幕】ハマスホイとデンマーク絵画

1900年前後、デンマークで活躍したの画家ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864-1916)。静謐な室内画で知られる彼の世界を、19世紀前半のデンマーク絵画の黄金期から、漁師町スケーインで親密な人間関係を透明感あふれる光の中に描いた「スケーイン派」、またデンマークで独自に発展した室内画の諸相とともに紹介する。クライマックスはもちろん! 約40点に及ぶハマスホイ作品。自然光が遊ぶ古いアパートメントと、そこにたたずむ妻イーダ。その静かなる室内画は、さすが「北欧のフェルメール」と言われるだけのことはある。ただし扉や額縁などの矩形が繰り返されるミニマルな画面構成や、何者かの「気配」が漂うからっぽな室内風景を描く感覚などはイマっぽく、17世紀のフェルメールより私たちが共感できる部分かも。ハマスホイは風景画もステキなので、ぜひこちらもご注目を!

20/2/8(土)

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