『ガラスの動物園』by テネシー・ウィリアムズを文学座が上演。もう、キター！って感じですね。なんと1990年のアトリエの会以来、29年ぶりに劇団公演に登場だとか。父親不在の生活の中で、現実に心を閉ざして鬱屈をごまかし、傷ついていく母アマンダと姉ローラ。そのガラスの心に衝撃をもたらす来訪者ジム。鋭く、せつなく胸をえぐる長男トムの追憶の物語を、言葉を届ける矜持を持った劇団が再構築ですよ。塩田朋子さん、亀田佳明さん、永宝千晶さん、池田倫太朗さんの鉄壁の布陣も、文学座フリークには歓喜極まりない！ 演出は劇団公演のほか、昨年の椿組公演『毒おんな』（作：青木豪）など外部でも大活躍、今最も注目すべき精鋭、高橋正徳さん。小田島恒志さんの新訳で、まさに役者は揃った！感満載の注目舞台です。

19/6/23(日)