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昭和の日本映画、フィルム・ノワールなどから
太田 和彦
1946年生まれ エッセイスト、居酒屋評論家
酔っぱらい映画祭
20/6/17(水)~20/7/18(土)
ラピュタ阿佐ヶ谷
『泣き濡れた春の女よ』(6/17~24) ラピュタ阿佐ヶ谷 特集「酔っぱらい映画祭」(6/17~7/18)で上映。 名匠・清水宏の1933年作品。船で北海道に渡った酌婦お浜(岡田嘉子)の店へ炭坑夫や流れ者が集まってくる。戦前の北海道にロケ、わびしい酒場の雰囲気がいい。台詞の間の悪さはあるが、清水らしい零落描写はやはり味わいがある。第1回トーキー作品を意識した炭坑夫や流れ女の歌が繰り返される。
20/6/14(日)