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クラシックの一般化をライフワークとする元祖クラシックソムリエ
田中 泰
音楽ジャーナリスト
ミューザ川崎シンフォニーホール・アドヴァイザー松居直美による「言葉は音楽、音楽は言葉」企画第3回に持ってこられたのはベルリオーズの代表作「幻想交響曲」。 本来ならばオーケストラが奏でるこの大作をオルガンで奏で、しかも楽章の合間にはベルリオーズ本人が作品に添えた詩の朗読が行われるというのは画期的だ。その昔ピアノ版をCDで聞いたことはあったが、オルガン版は未体験。一体どのような響きになるのか気になる気になる。 ベルリオーズの狂信的な恋心から生まれた作品だけに、込められた想いは半端ではない。それを実体験してみたいかたには特にお薦めだ。オルガンは大木麻理、朗読は山科圭太というフレッシュな顔合わせにも期待したい。
21/2/12(金)
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