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水先案内人のおすすめ

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現代の名人芸を追い続ける

山本 益博

1948年生まれ 料理評論家、落語評論家、プロデューサー

鯉昇 秋のらくご長屋 爆笑飄々独演会

先日の「鯉昇・喬太郎二人会」は素晴らしかった! 落語に限らず、料理も近年2人のシェフによるコラボディナーが盛んだが、そのほとんどは「仲良し食事会」になってしまっている。テーマやコンセプトがはっきりとせず、プロデューサーがいないから、それぞれがよく言っても得意技を披露するのみ、はっきり言えば勝手放題の料理が交錯する。迷惑するのは高いお金を払った客である。 「二人会」に客が期待するのは、それぞれが自分の持ち味を発揮しながら、つばぜり合いを見せてくれる高座ではなかろうか。「鯉昇・喬太郎二人会」では、鯉昇は『千早ふる』で客席を沸かせ、喬太郎は『牡丹灯籠』をじっくりと聴かせた。好対照でありながら、実力...

18/9/8(土)

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