ハリウッドの正統的なコメディの作り方を真っ当に実践した映画、『コメディの作り方』という本を丁寧に最初から読みながら作ったような映画だが、僕は決して嫌いではない。シャーリーズ・セロンという超美人と、セス・ローゲンというイケてない男のラブコメディ。国務長官から次期大統領を狙うというシャーロット（セロン）が、過激で無鉄砲なジャーナリスト・フレッド（ローゲン）と出会う。実はふたりはフレッドが子供時代に会っていたのだが、シャーロットはフレッドの過激さが気に入り、自分のコメントを書く作家に採用する…。ローゲンはスタンダップ・コメディアンから（この経歴の人の実に多いこと！）テレビ、映画と活躍を進め、脚本・監督などもこなす才人。この映画ではセロンとともに作品作りにも携わっている。ボーイズ・II・メンが実名で登場しふたりの出会いのシーンを華やかにしていて、ちょっと、お薦めです。

19/12/31(火)