アニメ化もされた、ひぐちアサによる人気の同名野球漫画が原作。初演が上演されたのは今年の2月。今作は、その続編公演となっている。 脚本・演出を手がけるのは、人気劇団・キャラメルボックスの成井豊氏。成井氏は原作『おお振り』を「弱者の物語」と捉え、高校球児たちの感情の機微を描き出している。初演では、キャスト、スタッフともに意見を出し合い試行錯誤したと言う野球の試合シーンはもちろんのこと、登場人物が気持ちを吐露する会話のやりとりからも舞台だからこそ伝わってくる熱量があった。 その理由の1つに、2.5次元舞台作品には珍しく、キャラメルボックス流にキャストがマイク無しで演じていることが挙げられる。特に...

18/9/6(木)