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ドキュメンタリーの面白さを知ると映画の見方が変わる

村山 匡一郎

映画評論家、大学講師

インディペンデントリビング

大阪にある障害者の自立生活センター。障害当事者が運営するこのセンターで自立して一人暮らしを望む障害者と彼らをサポートする介助者に焦点を当てたドキュメンタリーだ。近年になって障害者を対象とするドキュメンタリーが増えていることは確かであり、それらの作品を通して障害を持った人々の生活や思いが伝わってくるようになった。本作は監督本人が介助者として働きながら3年間にわたって撮影したということが大きな特徴となっている。そのため、撮影側と被写体側の関係がきわめて親密な雰囲気を保ちながら、登場する幾人かの障害者や介助者のキャラクターの魅力をとらえている。障害者にはそれぞれ個人的な事情があるが、そんな彼らの思いや希望が生き生きと描き出されていて面白い。

20/3/12(木)

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