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水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

講談協会定席 講談夜席

お家騒動物は、数ある講談種の中の花形だ。大名家のお家乗っ取りは、武家社会最大のスキャンダル。有名事件は次々に歌舞伎化され、さらに講談にもなって、江戸から明治、大正へと、庶民の興味を大いにそそった。ところが昨今は時代劇が振るわず、寄席や講談会に出かけても、お家騒動に巡り会う機会はめったにない。そうした中、ベテラン一龍斎貞花が2日続けて、講談会のトリで「加賀騒動」を読むという。名作「伊達騒動」と並び称されるお家騒動物の人気作品。百万石の前田家を舞台に、悪党、忠臣、烈女、奸婦が善悪入り乱れての大騒動が繰り広げられる。18日は「老女浅尾お召捕り」、19日は「大槻伝蔵お召捕り」。終盤の名場面を聴き逃がすな!

21/5/3(月)

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