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水先案内人のおすすめ

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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

第661回 紀伊國屋寄席

1964年の発足の紀伊國屋寄席は、あの人間国宝・五代目柳家小さんが晩年、唯一レギュラー出演していたことで知られ、多くの落語ファンが「生の小さんが動く姿」を確かめに通ったものだ。小さん没後は、桂歌丸の長講も話題になった。近年はベテラン中心の番組が続き、他の大手落語会に比べ、「手堅いが、もう一つ魅力がない」といわれてきた。そんな老舗の会が2019年後半以降、制作陣の交代もあって、俄然面白くなってきた。1月公演では、トリに実力派・春風亭一朝、仲入前に御年90歳の三遊亭金馬を起用。前半には個性的な芸風の若手真打・柳家さん助と、フレッシュな女流・春風亭一花も出る。新旧の本格派と個性派の組み合わせが何を生み出すか。

19/12/30(月)

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