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巨匠から新鋭まで、アジア映画のうねり

紀平 重成

1948年生まれ コラムニスト(元毎日新聞記者)

ザ・バッド・ガイズ

『新感染 ファイナル・エクスプレス』で、腕力の強さとその体に似合わぬ心の優しさが観客の脳裏に焼き付いてしまったマ・ドンソク。これを機に一気にスターダムにのし上がっていくのですが、以後の作品は彼の腕力にスポットライトを当て、いつ、どこで、どのように炸裂するかを見せることに工夫が凝らされているように思います。本作の場合は悪にはとことん悪で返すという手法。 囚人を乗せた護送車が武装集団に襲撃され、数多くの凶悪犯が逃げ出します。彼らを捕まえるため、刑務所に収監されている服役囚からなる「特殊犯罪捜査課」が設置され、パク・ウンチョル(マ・ドンソク)ら4人は減刑を条件にチームに加わり凶悪犯たちを追い詰めます。しかし、事件の背後には国家を揺るがす謎の組織が暗躍していました。 武装集団、逃亡する凶悪犯、捜査に回る服役囚。どこを見ても悪ばかりです。すっきりしない思いを一気に吹き払ってくれるのはもちろん素手一本で群がる悪をなぎ倒していくマ・ドンソク演じる主人公の拳です。

21/4/8(木)

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