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水先案内人のおすすめ

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新進女優や新たな才能にフォーカスした作品を中心に紹介

イソガイマサト

フリーライター

火口のふたり

直木賞作家・白石一文の同名小説を『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が『この国の空』に続いて自らの脚本、監督で映画化した本作は、キラキラ映画では満足できない人たちが待望していた大人のラブストーリーだ。 映画は7年ぶりに再会したかつての恋人たちが、結婚式を10日後に控えた彼女の誘いで“1度だけ”という約束のもと、身体を重ね合うところから始まる。 如何にも荒井監督らしい導入だが、驚くのは登場人物がほぼ柄本佑と瀧内公美(『彼女の人生は間違いじゃない』)が演じたこの主人公の男女のみで、ほとんどのシーンのふたりが全裸ということだ。 だから当然エロスが立ち上がるが、やがて “身体の言い分”に身を任せた彼らの行為が求め合わずにはいられない男女の愛おしい姿に見えてくる。しかも、舞台を原作の福岡から東日本大震災の被災地・秋田に移したことで、切実さや狂おしさが倍増。生命力に満ちた、清々しささえ感じるラストもいい。

19/8/19(月)

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