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水先案内人のおすすめ

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木谷 節子

アートライター

シャルル=フランソワ・ドービニー展 バルビゾン派から印象派への架け橋

ミレーやコローと親しく、バルビゾン村でも制作していたことから「一応バルビゾン派」な、シャルル=フランソワ・ドービニー(1817-1878)。しかし彼の芸術の真髄は、バルビゾンの自然というより、水辺の風景を描くことにあったということを、如実に教えてくれる展覧会だ。川に浮かべた船の上から絵を描く手法は、印象派のモネが行ったことで有名だが、実は、そのお手本となったのがモネより23歳年上のレジェンド、ドービニーだった。アトリエ船「ボタン号」を手に入れたドービニー船長は、12歳の見習水夫・息子のシャルルとスケッチ旅行の旅に出る。この父子の冒険を描いた版画集《船の旅》なども、お茶目なドービニー像がわかって面白い。

19/5/12(日)

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