これまで、ヴェルディのオペラにもなったり、日本でも何度も翻案上演されてきたフリードリッヒ・フォン･シラーの処女戯曲を、宝塚がミュージカルとして上演します。 シラーの戯曲と聞くと、「えっ、ちょっと難しいのでは？」と、身構えてしまう人もいるかもしれませんが、脚本･演出を担当するのが、シェイクスピアからボリウッド映画、そして少女漫画まで、幅広いジャンルの原作物を手がけ、次々にヒットさせてきた小柳奈穂子で、宝塚版は、ドラマチックかつロマンチックな愛と青春の物語になると聞けば、一気に興味が増すというものです。 伯爵の嫡子でありながら、その地位と恋人を奪おうとする義弟の策略で、父親から勘当され、絶望し...

19/2/21(木)