「フェスタサマーミューザKAWASAKI」といえば、“オーケストラの祭典”といったイメージが一般的だ。ところがその中身を見てみると、首都圏の主要オーケストラの饗宴のほかに、ホールアドヴァイザー小川典子のピアノイベント「イッツ・ア・ピアノワールド」や、人気ジャズアーティストを招いた「サマーナイトジャズ」など、多岐にわたるプログラムが楽しい限り。 中でも毎年個人的に楽しみにしているのが、「真夏のバッハ」公演だ。4回目となる今年は、バロック・スタイルによる“即興の魔術師”ルドルフ・ルッツが登場！変幻自在のオルガン演奏を聴かせてくれるのだからたまらない。オルガンの圧倒的な音色は実に暑苦しいと思えそうだが、ルッツの演奏が一味違う。

19/8/2(金)