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水先案内人のおすすめ

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歌舞伎とか文楽とか…伝統芸能ってカッコいい!

五十川 晶子

フリー編集者、ライター

国立劇場 令和3年初春歌舞伎公演

通し狂言『四天王御江戸鏑』 2011年のお正月に、なんと200年ぶりに復活させ通し上演したこの狂言。源頼光と四天王たちの蜘退治あり、竜宮城あり、時代と世話のせめぎあいあり。江戸の顔見世狂言らしい古典味と華やかさに満ちたお芝居だった。そしてお土砂の場面では、お正月公演恒例の“ご趣向”で、当時の話題をさらったAKB48や戦場カメラマン、花畑キャラメルなどが登場、爆笑の連続だった。お土砂をかけると誰もかれもがぐにゃぐにゃになるというのは『松竹梅湯島掛額』などでもおなじみ、何度見てもおかしい場面だ。 この狂言が10年ぶりに国立劇場にやってくる。今年はコロナ禍もあり、このお芝居の面白さをさらにコンパクトに再編したものになりそう。 土蜘の力を借りて反逆を企てる相馬太郎良門と頼光四天王と一人武者・平井保昌の対決はダイナミックで、きっと今のストレスフルな空気を吹き飛ばしてくれるはず。 尾上菊五郎 尾上松緑 尾上菊之助 中村時蔵  ほか の出演。

20/12/26(土)

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