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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

ボーダーレス室内オペラ/川端康成生誕120周年記念作品『サイレンス』

アレクサンドル・デスプラはパリ生まれ、『ハリー・ポッター』や『英国王のスピーチ』、『シェイプ・オブ・ウォーター』(アカデミー賞受賞)などの映画音楽で世界的に知られる作曲家です。 そんな彼が手がけたオペラは、なんと日本の文豪・川端康成原作のものでした。川端の短編小説『無言』をベースに、公使にわたるパートナーである演出家のソルレイ(ドミニク・ルモニエ)とともに練り上げた作品。大の日本通であるというデスプラが、ルクセンブルクを代表する現代音楽集団のアンサンブル・ルシリンとともにルクセンブルクで初演、今回が日本初演となります。原作は一種の幽霊話だそうですが、デスプラ自身の言葉によれば「表現手段を失ったアーティストはどうやって表現していくか、どうコミュニケーションしていくか」というテーマで書いたとのこと。 1月25日(土)に神奈川県立音楽堂の開館65周年プロジェクトの一環として上演されるこの作品には、要注目です。

20/1/18(土)

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