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現代の名人芸を追い続ける
山本 益博
1948年生まれ 料理評論家、落語評論家、プロデューサー
第24回「COREDO落語会」
20/12/13(日)
日本橋三井ホール
私がプロデュースする「COREDO落語会」は、かつての「東横落語会」に倣って、レギュラー制を敷いている。6年前の第1回は、柳家権太楼、柳家花緑、春風亭一之輔の三師匠の高座だった。回を重ねるに従い、柳家さん喬、柳家喬太郎、桃月庵白酒、春風亭一之輔の四師匠が加わった。 第24回の「COREDO落語会」では、久しぶりのレギュラーの師匠連のみの高座となった。開口一番は一之輔師匠の弟子、与いち、今私がひそかに期待している前座である。そのあと、一之輔の『雛鍔』、長屋噺の得意な一之輔が、どんな風に高座で暴れるかが楽しみ。そのあとに、白酒の『寝床』。 師匠本人の希望の演目で決まった。 仲入りのあとは、さん喬の『棒鱈』。師匠自身、『棒鱈』は好きな噺のベスト3に入るそうである。あまり浅い出番ではやりたくないという師匠の想いに沿って、ここぞという出番を考えての『棒鱈』である。 そして、とりは権太楼の『鼠穴』。ネタおろししてまだ間もない長講一席だが、「ねずみ年」の掉尾を飾るにふさわしい高座になるに違いない。
20/12/5(土)