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笠井 信輔

1963年生まれ フリーアナウンサー

空母いぶき

傑作! 自衛隊のリアル・シミュレーション映画といえば、『シン・ゴジラ』『パトレイバー2』『ガメラ2』とSFばかり。若松節朗監督は、ついに、ついに現実に即した “いま、そこにある危機” を見事に描き出す。 アジア周辺国(どう考えても中国!)が突然、日本南方の小島を占領した。『防衛出動』となったのは自衛隊初の『空母いぶき』。突然 “敵” となった軍隊を相手に、果たして自衛隊は “撃つ” のか? “待つ” のか? その作戦行動を巡って火花を散らす艦長(西島秀俊)と副長(佐々木蔵之介)の冷静な衝突がたまらない緊迫感を生む。制作者は自衛官にも政治家にも敬意を払っているのでさらに見ごたえがある。総理の下痢のシーンは結局ないのだ。百田さんも観ればまた違った感想を持たれるのではないだろうか? “俳優の発言” と “作品” は別物だから。

19/5/21(火)

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