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クラシックの一般化をライフワークとする元祖クラシックソムリエ
田中 泰
音楽ジャーナリスト
フォルテピアノ・カレイドスコープ/サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
21/6/16(水)~21/6/25(金)
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
昨年は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止となってしまった“室内楽の祭典”「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)」が、今年は開催されるというのは嬉しい限り。このイベントを通じて、美しいメロディの宝庫である「室内楽」をもっと多くの方に楽しんでいただきたい。 さて今年は、サントリーホール所蔵の“1867年製”エラールを中心とした4代のフォルテピアノを駆使した「フォルテピアノ・カレイドスコープ」に注目したい。他の3台は、“1835年製”シュヴァルとリンクに、“1790年製”ホフマン&“1918年製”シュトライヒャーという、錚々たる名器たちが登場するのだからたまらない。 古のサロンにタイムスリップするひとときを楽しみたい。
21/6/8(火)