Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

日本で(多分)一番多くの映画を観る(年間800本!=新作、旧作も入れると…)映画評論家

野村 正昭

映画評論家

アフリカン・カンフー・ナチス

「実は生きていたヒトラーと東條英機が、亡命先のアフリカ、ガーナで現地の人々を制圧、世界征服のために最強武闘会を開催する」という、どう考えても滅茶苦茶な話だが、一体これはどこの国の映画なのか。まず日本在住のドイツ人監督セバスチャン・スタインがアフリカへ乗り込み、“ガーナのジョージ・ルーカス”(何て形容だ!)として知られる伝説的監督ニンジャマンと出会い、共同監督。東條英機役は普段は便利屋を営む一般人、秋元義人が便利屋の仕事として請負い、アフリカロケへ同行して熱演。というわけでガーナ、ドイツ、日本の合作として実現したが、ガーナ人俳優たちの上手いのか、下手なのか、よく分からない演技に加えて、日本語字幕は「関西弁」仕様。もう脳味噌が溶けてしまいそうな傑作ならぬ快作だ。もしメイキングが存在するならば、そっちもぜひ観てみたい。

21/6/5(土)

アプリで読む