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水先案内人のおすすめ

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いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます

原田 順子

演劇ライター

令和2年11月歌舞伎公演

【第二部】『彦山権現誓助剣-毛谷村-』 第二部は、『彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)-毛谷村(けやむら)-』です。心優しく男気があり、師の仇討ちに助太刀を買って出る六助を片岡仁左衛門が演じます。養父の仇討ちに出て、六助が許嫁とは知らずに出会うお園に片岡孝太郎。このお園の役は、女ながら武芸に秀でているため、“女武道”と呼ばれます。その母お幸を中村東蔵、仇の微塵弾正は坂東彌十郎です。 また、お幸の孫でお園の甥に当たる弥三松を、中村梅枝の長男で、この公演が初御目見得となる4歳の小川大晴君が演じるのも、密かに注目しています。お園を当たり役の1つにしている祖父の中村時蔵が、今回は一座にいないのが少し残念ですが、堂々と演じてくれると思います。楽しみです。 父の梅枝も『毛谷村』には出演していませんが、そのあとに続く清元の舞踊『文売り』を初役で踊ります。こちらも期待大です。清元の舞踊もう1本は、21歳の中村鷹之資と、20歳の片岡千之助による、初々しい『三社祭』。悪玉が鷹之資、善玉が千之助です。

20/10/31(土)

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